2021年04月19日(月) 18:00 66
▲新潟県出身の騎手は23年ぶり、地元からも注目を集める永野猛蔵騎手 (撮影:藤井真俊)
今年の新人騎手を、履歴書風のインタビューで紹介する「わたしの履歴書」。今週からは美浦組で、まずは永野猛蔵騎手が登場します。
3月6日の中山3Rタマモヒップホップで初騎乗を果たすと、レースではマイペースで運んで逃げ切り勝ち。見事に初騎乗初勝利をおさめました。
その後も勝ち星を重ねて、大いに存在感をアピールしている同騎手。酒井学騎手以来、23年ぶりとなる新潟県出身の騎手として、地元からも注目を集めています。
(取材・構成=東京スポーツ・藤井真俊)
▲ジョッキーベイビーズ決勝での永野猛蔵騎手 (c)netkeiba.com
とくに印象に残っているのはオルフェーヴルのラストラン。大好きでずっと応援していた馬で、引退するのは寂しかったのですが、まさか最後にあんな強いレースをするなんて…。シビれましたね。
▲タマモヒップホップで初騎乗を果たし、見事初勝利! (撮影:下野雄規)
厩舎スタッフの皆さんもすごく優しくて、とても居心地がいいです。それだけに自分としてはレースで少しでもいい結果を残して、恩返しをしなければならないと思っています。
▲永野猛蔵騎手が所属する厩舎の伊藤圭三調教師 (c)netkeiba.com
菊沢先輩は自厩舎の馬によく乗っている縁もあって、色々とアドバイスをしてくださいます。菅原先輩には競馬学校の頃からかわいがってもらっていて、すごく格好いいなと憧れています。
見習い騎手の頃から本当に良くして頂いて感謝しています。調教や競馬のことなど、厳しさの中にも愛情のある指導をしてくださって、自分だけでなく先生のためにも頑張りたいという気持ちが強いです。デビューしてからもたくさんのレースに乗せて頂いてとてもありがたいです。
まだまだ未熟ですけど、もっとたくさん勉強して上手くなって、いい結果を残せるようになりたいと思います。これからもよろしくお願いします。
デビュー戦では強い馬に乗せてあげられたのもありますが、しっかりと結果を残してくれました。本人も相当プレッシャーがあったと思いますが、あれがその後の自信につながって、勝ち星を伸ばせているのではないでしょうか。ウチの厩舎での3勝はいずれも人気馬でしたが、そういう馬をきちんと勝たせるのも大切なことです。
これからも今のような礼儀や受け答えを忘れずに続けて、周囲から信頼されて、そして好かれるようなジョッキーになってほしいと思います。
netkeibaライター
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