2021年04月28日(水) 18:00 31
今週は天皇賞・春。淀ではなく、仁川の3200mということになります。私の場合、この舞台設定に対して、どのような調教適性が必要になるかということを考えることが予想の第一歩になります。ポイントになるレースは3つあると思っていて、それが今年行われた松籟S、阪神大賞典、大阪ハンブルクC。時計の速い馬場、という意味で大阪ハンブルクも参考にするつもりでしたが、水曜と木曜でしっかり雨が降りそうですし、さすがに開催最終週なので、当時と同じ馬場というところまではないかもしれません。
ちなみに、今朝28日の栗東は曇りから雨という空模様。あまり良いことはありませんが、このような時の利点は光量が少ないこと。それゆえに、本当に体調が良くて、毛艶の良い馬なんかは少しの光で輝いて見えたりします。ディープボンドなんかはまさにそれ。CWの向正面を走っている時は双眼鏡がなくてもそれを確認できるくらいでした。この時は雨が降っていなかったので、毛艶確認にはベストな時間帯でもあったんですね。パドックでも同じように曇り空での毛艶確認は有効なので、ぜひとも実践してみてください。
【青葉賞/ワンダフルタウン】・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ