2021年07月21日(水) 18:00 19
人気上位のモントライゼ 直線競馬の適性は?
今週から函館、新潟の2場開催。よって、新潟には美浦、栗東所属の馬たちが集まることになりますが、そこで問題になってくるのが出走できるかどうか。特にタイムリミットの迫る未勝利に関しては、前走5着以内の優先権の有無が大きなポイントになってきます。その次に節の空いている馬ということになりますが、これが2ヶ月以上でも出走が叶わないというケースも。本当に大変な時期です。
今週の重賞はアイビスSD。直線競馬の唯一の重賞ということで、頭数が揃いそうにありませんでしたが、フタをあけたら、特別登録は19頭。とはいっても、条件クラスも多数。しかも1勝クラスもいるわけですから、さすがに力差が歴然としているような気もします。ただ、直線競馬の経験、実績がある格下が馬券に絡んでこそ、妙味ある配当になるでしょうし、そのあたりの判断が難しいでしょうね。
【越後S/シンシティ】
先週の小倉ダート1000mを除外になって、ここへ回ってくる形。個人的には痛恨の除外と思っていましたが、レース結果を見ると、逃げても最後は捕まっていたかも知れません。加えて、前走が新潟ダート1200mですから、引き続き、スタート芝の左回りという条件を走る方がよいかも知れません。
2週前追い切りの段階で速い時計を出しているため、最終追い切りは坂路4F56.0秒。これは1週前よりも遅くなりましたが、前走の最終追いが坂路4F57.9秒だったので、これも悪くないパターン。あとは同型との兼ね合いがつくようなら、でしょう。
【アイビスSD/モントライゼ】
初めての直線競馬ですが、・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ