2021年08月11日(水) 18:01 304
▲今回は長期休養中の松岡正海騎手が初登場!
長期休養中の松岡正海騎手が「with 佑」初登場です。2020年の2月にレース中の落馬で左大腿骨を骨折。8か月の長期休養を経て、ターフへと戻ってきました。
しかしそれは、ウインブライトの復帰戦に合わせるため。天皇賞(秋)と香港Cを共に戦い、ウインブライトは現役を引退。現在はビッグレッドファームで種牡馬生活を送っています。
そして、松岡騎手は再び療養へ。香港での騎乗から8か月――“自分に正直”な松岡騎手は今、何を感じ、何を考えているのでしょうか。
(取材・構成=不破由妃子)
※この対談はZoomで行いました
佑介 まっちゃん、今日はよろしくお願いします。年末に三度目の手術をして、その後の経過はどうですか?
松岡 順調とは言えないかなぁ。定期的に検査には行っているけど、あんまり骨のデキがよくなくて。もう3回も手術をしたからね…。“もうちょっと”なんだけど、その“もうちょっと”が長くて。
佑介 普通に歩くことはできるんですよね?
松岡 いや、全荷重で歩く許可はまだ下りてない。週に2回、できる範囲でパーソナルトレーニングをやったりして、体はいい感じなんだけどね。
佑介 そうかぁ。これまでも定期的に「どうですか?」って連絡させてもらいましたけど、まっちゃんがいつになく弱気なのが気になってました。前向きなことしか言わない人なのに、「治らねぇよ…」みたいな感じで。辞めるって言っていた時期もあったし、LINEをしてもネガティヴな返事が返ってくることが多くて…。
松岡 連絡をくれてうれしかったよ。
佑介 これまで、まっちゃんに慰められたことはあっても、慰めたことなんてなかったので、マジで心配してたんですよ。・・・
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。