2021年08月29日(日) 18:00
まずマークしたいのがゴールドシップ産駒で、札幌2歳Sにはこれまで7頭が出走し[1-2-0-4]。ブラックホール5人気1着、ユーバーレーベン5人気2着、サトノゴールド3人気2着、アオイゴールド12人気4着、ヴェローチェオロ9人気5着と人気以上に力走する。また洋芝の重賞らしく、ニシノデイジー、ユーバーレーベン、ブラックオニキス、ダブルシャープ、アドマイヤウイナーと、人気薄で穴をあけた馬はネヴァーベンド≒ボールドリーズンの血を引いていることが多い。取り上げた馬では、オンリーオピニオン、ジオグリフ、トーセンヴァンノがネヴァーベンド≒ボールドリーズンの血を引く。(解説:望田潤)
アスクワイルドモア
母ラセレシオンはペルーサの全妹でパシャドーラの3/4妹でJRA3勝(全てダ1600)。近親に亜牝馬チャンピオンのディファレント、ダイオライト記念3着アルファフォーレスなどがいる。そこにキズナが配されて、サンデーサイレンス3×3とリファール5×5のクロス。リファールの粘着力を感じさせる走りで、一瞬の速い脚はないがしぶとい中距離馬。2着つづきで3戦目に勝ち上がったが、前走のように前目で受けたほうが味があるタイプだろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
オンリーオピニオン
ヴィーヴァヴォドカやトウカイセンスなどの近親で、母母アドマイヤオンリーはJRA3勝。母系にフレンチデピュティが入るキズナ産駒はクリスティやダディーズビビッドなど堅実に走っている。キズナ産駒らしい前向きな先行馬で、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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