2021年10月12日(火) 18:01 94
10月7日、ご長男・加矢太さんの新規騎手免許一次試験合格といううれしいニュースが飛び込んできました。「とりあえずホッとしたわ…」と、父として本音をのぞかせつつ、早くも二次試験に向けて緊張感が高まっている様子の小牧騎手。ユーザーからの親子関係にまつわる質問に対し、意外なエピソードも明かしてくれました。(取材・文:不破由妃子)
※このインタビューは電話取材で実施しました。
──先週は、昨年5月以来、久々にカミノコ(10月9日・阪神10R・播州S)とコンビ復活となりましたね。
小牧 ああ、久しぶりに乗せてもらえてうれしかったです。先週は、あの馬がいなければお休みになってしまうところやったわ。森(秀行)先生からエージェント経由で連絡をもらってね。ありがたかったです。なんとか(出走奨励金が出る)8着までに入りたかったけど…(9着)。惜しかった。頑張ったけどね。
──3勝クラスに上がってからは、ちょっと厳しい戦いが続いていますね。
小牧 そうやね。この前のように、外目の枠(7枠14番)はいいはずなんやけどね。僕の感覚としては、1400mのほうがいいような気もするし、まぁ勝ち負けするには、ちょっと揉まれる必要があるかもね。でも、丈夫な馬やわ。頑張ってる。
──前回騎乗したときと比べて、変わっていたところはありますか?
小牧 いい意味で変わってなかったよ。全然悪くない。最後まであきらめずに走っていたし、また乗りたいなと思いました。
──先週は、加矢太さんの新規騎手免許一次試験合格といううれしいニュースもありました。ご本人がインスタで報告されていましたね。
小牧 とりあえず、よかったね。頑張っていたから大丈夫ちゃうかなと信じてたけど、わかったときはさすがにホッとしたわ。でも、まだ二次試験があるからね。ここからさらに気を引き締めて、頑張ってもらいたい。
──二次試験は、来年の1月26日ですね。
小牧 うん。引き続き、静かに見守っていきますわ。そこで受かってはじめて、本当の「おめでとう」が言えるから。・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。