2021年11月16日(火) 12:00 47
マイルCSは本来だと京都。それが昨年今年と阪神になっているわけで本当はそれをごっちゃにした話をしてはいけないのだが、さりとて去年だけを対象に話をするわけにもいかないので、敢えて過去10年すべてを対象とする。
マイル戦の場合、1200~1400mで走っていた馬も1800~2000mで走っていた馬も出られるという面がある。ではどちらが有利、どちらがいまひとつといったようなことはあるのだろうか?
過去10年のマイルCSに出走した馬が、同年とその前年、どんな距離のレースに出ていたかを整理すると以下のようになる。いまは新馬・未勝利にまで1800m以上のレースがたくさんあるので、敢えてクラスは不問とした。ただしダート戦は除いてある。
出走全馬だと・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。