2021年11月21日(日) 18:00 13
昨年につづき今年も阪神芝内2000で行なわれる京都2歳S。その昨年は10頭が出走し、うち4頭がノーザンテーストの血を引いていて、その4頭がワンダフルタウン(父ルーラーシップ)1着、ラーゴム(父オルフェーヴルがノーザンテースト4×3)2着、マカオンドール(父ゴールドシップ)3着、ダノンドリーマー(自身がノーザンテースト4×4)5着と上位に。
阪神に替わってノーザンテーストのパワーが優位になったという見方はできるか。取り上げた5頭でノーザンテーストの血を引くのは、父オルフェーヴルのライラックだけ。(解説:望田潤)
キャンデセント
母トータルヒートはJRA5勝。母母リーサルヒートはハリウッドオークス(米G2・AW8.5F)勝ち。母父ストリートクライはドバイワールドC勝ち馬でウィンクス、ゼニヤッタ、ストリートセンス、ニューイヤーズデイなどの父。母母父がアンユージュアルヒートだから、ディープ産駒としてはディアスティマやアルバートドックを想起させる配合で、抜群に斬れるわけではないが実直で粘り強い中距離馬。阪神内2000に合ったタイプといえる。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
トゥデイイズザデイ
母キトゥンズクイーンはダイアナS(米G1・芝9F)3着で、・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo