2022年04月12日(火) 18:00 34
昨年皐月賞を制したエフフォーリア(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
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先週の中山は週中月曜の雨量が多かったが、以降は晴れていて気温も上がり、芝は標準的な馬場コンディション。
芝1200mで行われた日曜のメインレースはレコードと0.1秒差の1分6秒8で決着。勝ち馬が抜けて強かったこともあるが、力があれば速い時計で走ることも可能な馬場コンディション。
先週の中山芝も、7番人気以下で3着内に好走した馬は1頭しかいなかった。馬場で実力馬が力を出せないトラックバイアスは特にない。中山芝では珍しい馬場だ。
路盤が改修された2015年以降の皐月賞でも、馬場コンディション「軽い~標準」の間で行われた2015年、2016年、2017年、2019年の4回は3着内に好走した12頭のうち最初のコーナーを3番手以内で通過していた馬が2頭しかいない。
対して、二桁位置取り馬が4連対。先週のように末脚の能力に優れた実力馬も力を発揮できる馬場だ。
しかし、実力馬が必ずしも人気とは限らない。たとえば、・・・
馬場虎太郎
トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価