2022年10月30日(日) 18:00 14
東京芝1400で行われるおなじみの2歳重賞。近年はモントライゼ、タイセイビジョン、トウシンマカオ、モンドキャンノ、ビアンフェ、レーヌミノル、カルリーノと、ノーザンテーストの血を引く馬の好走が目立つ。またキングエルメス、モントライゼ、ファンタジスト、ビアンフェ、アサクサゲンキと、ストームキャット~ストームバードの血を引く馬も上位を賑わせる。取り上げた5頭ではロンドンプランとエナジーチャイムがノーザンテーストを、スピードオブライトとペースセッティングがストームキャットをもつ。
エナジーチャイム
アルモニカの姪で、母カリンバはJRA2勝。牝祖マンデラは独オークス(独G1・芝2200m)3着で、産駒にワールドプレミア、ワールドエース、ヴェルトライゼンデがいる。欧G1を3勝したマンデュロも近親。父エピファネイアはJCと菊花賞に勝ちエフフォーリアやデアリングタクトを輩出。デアリングタクトを更に重厚にしたような配合で、無駄肉がなく燃費のいい走りはいかにも長いところ向きのイメージ。1400のペースを追走して前走のようなレースができるか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
スピードオブライト
サラドリームの全妹でビターエンダーのイトコ。母サイレントソニックはJRA5勝のオープン馬で、ディープインパクト×アンブライドルズソングの黄金配合。・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo