2023年02月14日(火) 12:00 58
フェブラリーSに向かうレースにはいくつかの選択肢があるが、いちばん多いのは根岸S→フェブラリーSである。10年間でのべ57頭になるが、フェブラリーSで馬券に絡んだのは根岸Sで連対してきた馬だけ。根岸S3着以下からフェブラリーSに出走した馬は[0-0-0-42]と極端なことになっている。
もちろん10年よりさらに前には根岸S3着以下からフェブラリーSで馬券になった例はあるし、今後もどこかで好走するケースはあるだろう。それでも、根岸S→フェブラリーSが「好走してこないと苦しいローテ」であることは間違いない。
では、「前走で負けてきてもなんとかなるかもしれない」というローテはどのようなものなのだろうか。・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。