2023年04月12日(水) 18:00
今週の皐月賞は大混戦模様。netkeiba.comの予想単勝オッズも10倍以下が6頭。ここには弥生賞勝ちタスティエーラ、朝日杯FS2着ダノンタッチダウンが入っていませんから、その2頭も含めるとすれば、8頭が10倍を切る単勝オッズという可能性も考えられます。これに加えて、週末の中山競馬場の天気予報は雨。さあ、何重視で予想すべきなんでしょうか(笑)。
もちろん、私の場合は調教重視ですが、調教適性に関しては、どのくらい雨を考慮するかでしょうね。今年の中山は2回3回開催で芝が不良馬場になってレースが行われており、その影響か、4月2日に良馬場で行われた美浦Sが1分59秒7の勝ち時計。時計要する=坂路のパワー、という想定はしています。
【アーリントンC/オオバンブルマイ】
新馬、京王杯2歳Sと連勝するも、朝日杯FSは7着。とはいっても、後方からのレースでメンバー3位の上がりを使っていますから、決して悪くない内容。距離が延長したことにきちんと対応できた走りという見立てでよいのかも知れません。
今回は休み明け。3月19日から坂路で時計を出し始めていますし、1週前追い切りはCWで3頭併せ、一番後ろから追いかけて、きっちり最先着できています。6F81.3秒はこれまでのベスト82.1秒を大きく上回りました。2F22.8秒という動きもこれまでにない鋭さですから、前走のレース内容が大きな糧になっている印象。あとは同じ競馬をした時に今の阪神マイルで届くかどうか、でしょう。
前走のレース内容が大きな糧になっているオオバンブルマイ(4月11日撮影)
【アンタレスS/プロミストウォリア】
1勝クラスから3勝クラスまでノンストップでしたが、さすがに重賞では壁があるかと思った前走。ここも難なくクリアして、4連勝で重賞制覇となっています。しかも良馬場でこれまでマークしたダート1800mの持ち時計をきっちり更新。単純な勝利というよりも、走るごとに強くなっているのは間違いありません。・・・
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井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ
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