2023年04月23日(日) 18:00
過去10年の青葉賞勝ち馬は、本番ダービーで[0-0-1-8]。馬券に絡んだアドミラブル(2017年)とフェノーメノ(2012年)は、ともに2馬身以上、コンマ4秒以上の完勝だった。それぐらいの能力差を見せつける新星の登場を期待。過去5年の勝ち馬のうち、ワンダフルタウン(父ルーラーシップ)、リオンリオン(父ルーラーシップ)、ゴーフォザサミット(父ハーツクライ)と3頭がトニービンをもつ。取り上げた3頭でトニービンをもつのは、スキルヴィング(母母父アドマイヤベガ)、ハーツコンチェルト(父ハーツクライ)。(解説:望田潤)
グランヴィノス
シュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴィルシーナの下で、マーティンボロやフレールジャックの甥でブラヴァスの叔父。3代母モーンオブソングはラーイの全妹で4代母は名牝グロリアスソング。父がキタサンブラックで母父がマイラーのマキャベリアンだから、イクイノックスと同じでバランスのいい配合といえる。キタサン産駒らしい大型で脚長だが、ヘイロー4×4×5らしい無駄のない捌きで機動力も兼備。京都2歳Sは案外も、あれで見限りたくはない馬だ。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
スキルヴィング
ヴァーンフリートの半弟で、クルークハイトの甥で、母ロスヴァイセはJRA3勝(ダ1400)。牝祖ソニンクは名繁殖で子孫にディアドラ、ロジユニヴァース、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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