2023年05月02日(火) 18:00
▲昨年はダノンスコーピオンが勝利(撮影:下野雄規)
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2019年以降、NHKマイルCのトラックバイアスは
2019年「外有利・差し有利」 2020年「 ・前有利」 2021年「外有利・差し有利」 2022年「外有利・差し有利」
2020年だけが近年で異質の傾向となっているが、この年はレース中に南西寄りの風が強く吹いていた。1600mではスタートからは追い風ながら、前半600mの通過は2019年以降で最も遅い異例のスローペース。向かい風となる最後の直線部分で速い脚を使うのは難しく、前半で楽にポジションをとっていた馬が恵まれた。イレギュラーだったこの年を除けば近年の傾向は安定している。
2019年、2021年、2022年の3回で3着内に好走した9頭のうち7頭が5枠より外。連対した6頭のうち3頭が8枠。1番人気馬は3回とも4枠より内に入り、2019年には断然人気のグランアレグリアが5着。2021年にはグレナディアガーズが3着。2022年にはセリフォスが4着と1頭も連対できていない。内枠に入った人気馬が大きく不利を受けている。
内枠が不利になりやすいので、外枠が恵まれやすい。なかでも差し馬に注目。5枠より外から3着内に好走した馬は全て最初のコーナーを6番手以降で通過。二桁人気の超人気薄で馬券になった2頭。2019年に14番人気2着のケイデンスコールと2022年に18番人気3着のカワキタレブリーは最初のコーナーを二桁位置取りで通過していた。
今開催の東京芝1600mも先週までに5レースが行われ、3着内に好走した15頭のうち12頭が5枠より外。近年のNHKマイルCと似たような傾向になっている。
外枠、そのなかでも末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。
現時点では枠順が分からないため、トラックバイアスや展開の影響により近走で力を出せていない馬を推奨する。・・・
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馬場虎太郎
トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価
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