2023年05月17日(水) 18:00 21
いよいよ、3歳クラシックの第2戦。今週がオークス、来週がダービーということで、個人的には最も気分が高揚する2週間ですね。オークスに関しては、下記にも取り上げているリバティアイランドが絶対的女王なんでしょうが、ダービーは皐月賞馬ソールオリエンスに立ち向かえる栗東所属が数頭いるという認識。その1週前追い切りに関しては、トレセンニュースにも取り上げていますので、ぜひご覧ください。
上半期のダート総決算、帝王賞に向けて、という意味では今週の平安Sも見逃せないレース。前走ダート交流重賞で勝った2頭に対して、3歳時に東京大賞典で2着の実績があるノットゥルノがどんなレースを見せてくれるか。そこにOPや下級条件で結果を出してきた馬たちが食い込むことができるかという、見どころある重賞となりそうですよ。
【平安S/ノットゥルノ】
川崎記念で大敗ですが、これは調教内容が芳しくなかったというのが個人的な意見。分かりやすく表現すれば、太かったと思います。ただ、音無秀孝調教師としては「左回りが合わない」という意見のようなので、今後は右回りが中心になっていくようですね。
このタイミングで1週前追い切りがCWでの3頭併せ。かなりいい動きを見せましたし、そのラップが道中きれいな加速で、最後の直線は11.2秒、11.2秒。持続的な脚の使い方でしたが、素晴らしかったと思います。最終追い切りは数字しか見ていませんが、ラップは文句ありませんし、あとは体重も絞れてくると思います。
文句ないラップを刻んだノットゥルノ(5月16日撮影)
【オークス/リバティアイランド】
2歳女王であり、前走で桜花賞を勝った絶対的女王。東京競馬場はアルテミスSで経験済み。そこで2着に敗れているとはいえ、全く悲観する内容ではありませんから、輸送うんぬん、東京うんぬんは全く関係ないでしょう。この中間はリフレッシュ放牧を挟んでの調整ですが、追い切りの内容としては軽い印象があります。・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ