【安田記念予想】異例のタフな馬場で行われそうな安田記念

2023年05月30日(火) 18:00

馬場虎太郎

▲昨年はソングラインが優勝(撮影:下野雄規)

馬場虎太郎が勝負レース予想をウマい馬券にて公開!殿堂入り予想家として安田記念で渾身の印を打つ!こちらからご覧いただけます

 東京芝は先週からCコース替わり。水曜以降は降水量が全くなく、路盤の状態も絶好。軽い馬場コンディション。内を通るアドバンテージがないため、末脚を発揮しやすい外枠が有利になりやすい馬場だった。

 ただし、今週は週中、週末ともに天気予報が良くない。特に土曜の降水確率は高い。日曜も降雨のなかでの開催になる可能性は十分にある。

 近年の安田記念では2021年、2020年は少なからず雨の影響をうけていた。

 2021年は週中、金曜の雨量が多く、当日も降雨あり。ただ、予報よりも雨量が少なかったこともあり、散水が手控えられ、馬場コンディションは軽めに。前週までと大差なく、末脚の要求度が高かったことにより、外枠が有利な状況になった。

 2020年は前日夜から当日朝にかけての雨量が多く、徐々に乾いていった。メインレースの頃でも馬場コンディションとしては標準的。負荷がかかり、先行すると厳しい状況。差しが有利になった。

 この2回ともに雨の影響があったものの、レース中やその前後に降雨はなかった。水捌けも良いため、馬場コンディションとしては「標準」までに収まっている。当日が降雨のなかでの開催となるようだと、これ以上に悪化することも考慮すべきだろう。

 馬場コンディションが「重い~稍重い」だった年となると、2014年まで遡らなければならない。9年も前では路盤の状態が異なる。

 参考になるかは疑問ではあるものの参考までに、2014年はトラックバイアス「外有利・差し有利」と判定。5枠より外が5着までを独占。3着馬までが最初のコーナーを9番手以降で通過していた。

 実際にどの程度の雨量となるかを現時点で予測するのは難しいものの、何れにせよ、内有利な状況になるケースは考えづらい。外枠の後方待機馬を狙いたい。・・・

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馬場虎太郎

トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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