【七夕賞予想】今年の七夕賞は差しが決まりやすいトラックバイアス

2023年07月04日(火) 18:00

馬場虎太郎

▲昨年はエヒトが優勝(撮影:下野雄規)

馬場虎太郎が勝負レース予想をウマい馬券にて公開!殿堂入り予想家として七夕賞で渾身の印を打つ!こちらからご覧いただけます

 先週開幕した福島の芝は土曜時点では週中からの雨が影響して、重めの馬場コンディション。日曜は晴れて気温も非常に高かったため、標準的な馬場コンディションに回復した。

 近年、同時期開催の福島芝は路盤の状態が悪く走りづらい年も多かったが、今開催はここ数年のなかでは比較的良い部類の路盤だ。

 先週の福島芝2000mは2レース行われ、3着内に好走した6頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していたのは1頭のみ。二桁位置取りで通過馬も2頭が3着内に好走。先行して粘り込むのは難しい馬場だった。

 今週も週中、週末ともに不安定な天気予報。雨の影響をうけた開催となる可能性もあるが、当日の降雨がない限りは先週日曜程度の標準的な馬場コンディションで行われるだろう。

 七夕賞は2016年以降の7回のうち5回をトラックバイアス「差し有利」と判定している。ただし、ここ数年はほとんどの年が馬場コンディション「稍重い〜重い」の間で行われていた。週末に雨が降らない場合は、2016年や2017年に近い馬場コンディション、状況が想定される。

 2016年と2017年の2回では3着内に好走した6頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していたのは1頭のみ。二桁位置取りで通過馬も2頭が3着内に好走。先週の福島芝2000mと近い決着パターンになっていた。末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

馬場虎太郎

トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

関連情報

新着コラム

コラムを探す