【京成杯AH予想】前傾ラップでトニービンの持続力 昨年はスローでディープ系の前残り

2023年09月03日(日) 18:00

 20年と19年はトロワゼトワル(母父ハーツクライ)が連覇しているが、21年勝ち馬カテドラル(父ハーツクライ)、18年勝ち馬ミッキーグローリー(母母父トニービン)、20年3着ボンセルヴィーソ(母母父トニービン)、18年3着ロジクライ(父ハーツクライ)もトニービンの血を引く。開幕週の中山マイルで意外な傾向にも思えるが、ペースが緩まず持続力も問われる流れになりやすいからか。ちなみに22年は47.5-46.1の後傾ラップになり、トニービンもちは6着と10着に終わった。(解説:望田潤)

アスクコンナモンダ

 アンナミルトの3/4弟で、リリエンタールの半弟で、母アンナモンダはヴィットリオディカプア賞(伊G1・芝1600m)勝ち馬。英ダービー馬アダイヤーなども同牝系。父ダイワメジャーはアドマイヤマーズ、セリフォス、レシステンシアなどを出したマイルの名種牡馬。重厚かつしなやかなドイツ牝系で、メジャー産駒にしては追って味があるし馬群も苦にしない。とはいえこの先重賞を狙うとなると、もう少し前々で立ち回りたいところでは。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

インダストリア

 ケイデンスコールの3/4弟で、バランスオブゲームやフェイムゲームの甥で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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