2023年09月10日(日) 18:00
過去5年の1〜3着馬15頭のうち11頭がリファールの血を引いている。中山芝外2200はわりと後半のロンスパ戦になりやすく、持続力や粘着力が求められるコースだ。21年9人気1着アサマノイタズラ(母母父オペラハウス)、19年8人気2着サトノルークス(母父サドラーズウェルズ)と、人気薄で激走した馬はサドラーズウェルズの血を引いているのも納得。取り上げた5頭でサドラーズウェルズの血を引くのはキングズレインとソールオリエンスだが、この2頭は上位人気でしょうなあ…。(解説:望田潤)
キングズレイン
サトノルークスやムーヴザワールドの甥で、アスコルターレのイトコ。母タッチングスピーチはローズS勝ち。母母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ち。ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキやドルチェモアと同じ。こちらは母方も重厚で、ヌレイエフ≒サドラーズウェルズ5×3など父母相似配合に。長手の体型と重厚なストライドで、前走の勝ち方を見ても5歳目黒記念でついに本格化というタイプか。それでもここまで[3-0-2-1]だから奥のある馬には違いない。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
シャザーン
アクアミラビリスの甥で、母クイーンズリングはエリザベス女王杯勝ち。近親に仏1000ギニーのトレストレラなど。父ロードカナロアは世界の短距離王だが、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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