2023年10月10日(火) 12:00 51
今週の秋華賞はリバティアイランド一色という感じ。同馬といえば差し脚のすばらしさが印象的で、桜花賞・オークスに続き上がり最速を取ってくる可能性は高い。
一方、秋華賞はこれまで27回行われたが、上がり最速馬(同タイムがあるのでのべ31頭)の成績は[8-8-4-11]。勝率が25.8%、複勝率が64.5%となっている。この数字は意外に低いと思われそうだが、これは位置取りだけで出た上がり最速を含んでいるせいでもある。また半分くらいは4番人気以下の馬によるものなので、猛然に追い込みつつちょっと足りない結果になることもある。
1~3番人気だと[8-4-1-3]で、・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。