2023年10月24日(火) 18:01 116
▲ガンバルフトシのデビュー戦を振り返る(C)netkeiba.com
先週デビューをはたしたガンバルフトシですが、道中は外に逃げるようなところも見せて、まさかのシンガリ負け…。これには小牧騎手も「ホンマにガックリきた…」と落胆を隠せない様子です。とはいえ、敗因はハッキリしているようで、「あきらめんよ」と力強い一言も。とにかく今のガンバルフトシに必要なのは、徹底したダイエット。ガラリ一変を目指して頑張れフトシ!
(取材・文=不破由妃子)
──日曜日の京都4R(ダ1200m)でデビューしたガンバルフトシは12着。小牧さん、落ち込んでるだろうなと思って…。
小牧 落ち込んでるよ。ホンマにガックリきた。でも、まずはね、期待させてしまったファンの方に謝りたい。期待させてすみませんでした。パドックでもたくさん応援の声が聞こえてきたからね。余計に申し訳ない気持ちになって。
──馬自身がブレーキを掛けながら走っているように見えましたが。
小牧 ああ、最初は砂を嫌がってたね。ゲートも普通に出たけど、もっと速いと思っていたし、もうちょっとサーっと行くかなと思っていたんだけど…。
──周りの馬を怖がっているようなところはなかったですか? ちょっとそんな素振りもあったような。
小牧 そう、意外と怖がりやねん。外に逃げていたからね。とりあえず、普通に競馬をしてこなアカンと思って、途中からは何頭かは負かしてやろうという気持ちで乗ってた。パタパタになってしまったね、最後は。敗因は馬体。20キロは太い。あのお腹じゃ走れんわ。甘かった。
──けっこう乗り込んでいたのに。
小牧 そうやねん。それでも減らんかった。上がってきた後もしんどそうやったみたいだから、馬自身も体が重たかったんでしょう。甘やかしたつもりはないのにね。
──あとは食事とかで調整していく感じですか?・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。