2023年10月29日(日) 18:00 10
今年は4年ぶりに京都ダ1800で行われるみやこS。京都施行の直近の19年と17年(18年はJBC競走が京都で行われたため中止)の結果を振り返ってみると、19年1着ヴェンジェンス(父カジノドライヴ)、19年2着&17年3着キングズガード(父シニスターミニスター)、17年1着テイエムジンソク(父クロフネ)、17年2着ルールソヴァール(父フレンチデピュティ)と、馬券に絡んだ5頭のうち4頭がデピュティミニスターの血を引いていた。取り上げた5頭でデピュティミニスターの血を引くのはワールドタキオン(父アジアエクスプレス)だけ。(解説:望田潤)
アスクドゥラメンテ
グレートウォリアーやマジカルスペルの半弟で、母プラウドスペルはケンタッキーオークスなどに勝った北米3歳女王。母父プラウドシティズンはケンタッキーダービー2着のゴーンウエスト産駒で、母系にゴーンウエストをもつドゥラメンテ産駒はタイトルホルダーやリバティアイランドなどよく走っている。前走時546キロの巨漢で、ダンジグやバックパサーのパワーも強く受け、いかにもダ1800のパワーで走るタイプ。良馬場のほうがいいだろう。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
ウィリアムバローズ
イチブンの甥で、母ダイアナバローズは紫苑S勝ち馬。牝祖フルールロワイヤルは愛オークス2着。母母チッキーズディスコはミルリーフ2×3で芝中距離の重厚な斬れを伝えている。・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo