2023年11月21日(火) 18:02
デットーリ騎手の引退撤回にミルコ騎手はどう思った?(撮影:桂伸也)
昨年12月に2023年で引退すると明言していたランフランコ・デットーリ騎手。ですが先日、今年限りでの引退を撤回して、来年以降も騎乗することを発表しました。
ミルコ騎手にとって、デットーリ騎手は親交も深く、昨年の引退報道を事前に本人から聞いていたという仲。そんな旧知の間柄であるデットーリ騎手が発表した引退撤回の報を受けて、思いを語ってくれました。
(取材・構成=森カオル)
ミルコ デットーリ、辞めないとか(笑)。ヤバいね。ビックリしました。
──「やっぱりな」じゃないんですね。
ミルコ じゃない! ビックリですよ。僕、友達には冗談で「辞める辞める言いながら、今回も辞めないでしょ」って言ってました。でも、デットーリ本人が「今年は本当に辞めます」って言っていたから、そこまで言うということは、今回は本気なんだなって思ってました。寂しいけど、しょうがないな…と思っていたら、引退しないって(笑)。ニュースで知ったときは、本当にビックリした。
──あ、ニュースで初めて知ったんですね。
ミルコ そうです、そうです。ただ、辞めないかもしれないっていう噂はあった。みんなその噂は知っていたけど、僕も含めて友達たちは「いや、今年は絶対に辞めるね」ってみんな思ってたね。数年前から辞める辞める言ってたけど、今回に関してはちょっと雰囲気が違ったから。今年は彼にとって最高の年だったし、こんなにいいときに辞めるなんて、理想的だなと僕は思ってました。
年内で引退という話だったけど、1月末くらいにアメリカでペガサスワールドCがあるでしょ? 彼は若い頃からアメリカに行っていたから、アメリカでさよならするためには、ペガサスワールドCまで続ければいいのにな、とは思ってた。でも、それどころじゃなかったね。来年はずーっとアメリカで乗ると聞いて、「え?」(笑)。
▲今年も様々なレースで勝利しており、「彼にとって最高の年」(撮影:高橋正和)
──ニュースで知ったあと、ご本人とお話されたんですか?・・・
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ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。
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