2024年04月30日(火) 18:00 23
▲昨年はシャンパンカラーが優勝(撮影:下野雄規)
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NHKマイルCの過去5年のトラックバイアスは以下の通り。
2019年「外有利・差し有利」
2020年「 ・前有利」
2021年「外有利・差し有利」
2022年「外有利・差し有利」
2023年「超外有利・超差し有利」
2020年だけが近年で異質の傾向となっているが、この年はレース中に南西寄りの風が強く吹いていた。1600mの場合、スタートからは強い追い風だったことを考慮すると前半の通過タイムが遅いペース。向かい風となる最後の直線部分で速い脚を使うのは難しく、前半で楽にポジションをとっていた馬が恵まれた。風向きのバイアスが、例年とは異なった2020年を除けば近年の傾向は、ほぼ同じだ。
2019年、2021年、2022年、2023年の4回で3着内に好走した12頭のうち9頭が5枠より外。4枠より内に入って2番人気以内だった馬は、2019年に断然の1番人気だったグランアレグリアが5着(降着)。2021年に1番人気のグレナディアガーズが3着。2022年に1番人気のセリフォスが4着。2023年に2番人気のエエヤンが2番人気で9着。内枠の人気馬は総じてパフォーマンスを下げている。
また、5枠より外から3着内に好走した馬は全て最初のコーナーを6番手以降で通過。二桁人気の超人気薄で馬券になった2頭、2019年に14番人気2着のケイデンスコールと2022年に18番人気3着のカワキタレブリーに関しては最初のコーナーを二桁位置取りで通過していた。
先週日曜に東京芝1600mで行われた東京8Rもトラックバイアス「外有利・ 」と判定。内枠の馬がパフォーマンスを落としていた。
今週末は良好な天気予報となっており、路盤の状態も良好。馬場コンディションは2021年や2022年に近い。決着時計も含めれば2021年に近い馬場状況が想定される。
現時点では枠順が分からないため、トラックバイアスや展開の影響により近走で力を出せていない馬を推奨する。・・・
馬場虎太郎
トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価