2024年05月21日(火) 18:01 119
▲試験合格直後の心境は…?(撮影:大薮喬介)
昨日、ついに発表となった地方競馬騎手免許一次試験(筆記)の合否。各社から報道が出たのでご存じの方も多いとは思いますが、小牧太騎手、見事合格を勝ち取りました!
そして今日、トレセンに出向くと、たくさんの関係者から祝福を受けたとのこと。なんと、ほとんど話したことがないという今村聖奈騎手からも! 今回の『太論』では、合格直後の心境と先週の競馬について語ってくれました。
(取材・構成=不破由妃子)
── 一次試験合格、おめでとうございます!
小牧 ありがとうございます。
──昨日は今か今かと待っていたのですが、なかなか発表にならないから、ちょっとドキドキしました。
小牧 僕も昨日は朝からずっと待ってたんや。てっきり午前中に発表があるもんやと思っていたからね。だから、午前中の段階で県競馬組合の部長さんに、「発表はまだですか?」と電話して聞いてみたんです。そしたら部長さんも「僕もわからないんです」ということで、NARに問い合わせてくれて。どうやら最近は夕方に発表するのが普通らしくて、「4時以降の発表になります」と。
──ああ、もともと夕方の予定だったんですね。
小牧 そうみたい。自信はあったけど、結果を聞くまで何があるかわからんから、ちょっと不安やった。連絡がきたときは、ホッとしたというより「やっときた!」みたいな感じやったね。
──小牧さんご本人はもちろん、周りの方もソワソワしていたでしょうね。
小牧 そうやねん。みんなから「まだ?」って電話が掛かってくるもんやから、そのたびに「きた!」と思って電話に出ると、うちのオカンやったり(笑)。昨日はみんな前掻きばっかりしとったわ(笑)。今日は今日で、トレセンでみんなに「よかったですね」って言われて。みんな知ってるんやね。
──昨日の段階でニュースになっていましたよ。
小牧 そうなんや。僕、ネットとか見ないから・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。