2024年05月28日(火) 12:00 48
日本ダービーはダノンデサイルの、3枠5番から終始前寄りかつインを通った効率的な競馬が結果に繋がった。一方で後ろからの競馬になった馬は苦戦を強いられた。
では、安田記念の枠順、位置取りによる傾向はどうか。
まず枠順についてだが、ざっくり言うと外半分のほうが優勢だ。枠番を基準に1~4枠と5~8枠で分けると、過去10年の成績は
とかなりの差がある。外枠も8枠までいってしまうとやや不利なのだが、それを込みにしても勝率・複勝率にはかなりの差があるし、回収率を伸ばす人気薄好走馬は外半分から出ている。・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。