2024年06月09日(日) 18:00 28
例年阪神芝内2000で行われる牝馬限定のハンデ戦。過去5年の平均馬連配当は9236円で荒れる荒れる。18~21年は人気薄の軽ハンデ馬の勝利がつづいたが、最近は54~56キロの馬が上位を占めている。ただし今年は京都芝内2000での施行で、この傾向が当てはまるのかどうか。ちなみに改修後(23年以降)の京都芝内2000戦における種牡馬成績をとってみると、キズナ産駒が最多の9勝、特に牡[3-1-1-15]牝[6-1-0-19]と牝駒の活躍が目立つ。取り上げた5頭にキズナ産駒はいないが要チェックでしょう。(解説:望田潤)
エーデルブルーメ
マイエンフェルトの全妹でロッテンマイヤーの半妹。母母ビワハイジは阪神3歳牝馬S(現阪神JF)に勝ち、ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴル、アドマイヤオーラ、アドマイヤジャパン、サングレアルなどを産んだ名繁殖。父ハービンジャーはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSの勝ち馬でブラストワンピース、ディアドラ、ナミュール、ノームコアなどの父。母父がアグネスタキオンなので、前走を見てのとおり内回りの機動力兼備の中距離馬。良馬場ならここも崩れない。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
コスタボニータ
イチオクノホシ、ハーバーコマンド、レッドフィオナの下で、イフェイオンの叔母。母母スーパーヴァイトはエクリプス賞(仏G3・芝1300m)3着。母父ケンドールはフランスで栄えたグレイソヴリン系で仏2000ギニー馬。・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo