2024年06月23日(日) 18:00 17
過去5年でいうと、牡セン[2-2-0-41]牝[3-3-4-34]で、アイビスSDほどではないが牝馬優勢。馬券に絡んだ3歳馬3頭(ヨカヨカ、ディアンドル、ナムラクレア)も全て牝馬だ。毎年けっこうな前傾ラップになるので差し有利の傾向も、今年は開催時期が2ヶ月早まって夏の小倉の開幕週に。1分6秒台の高速決着は必至で、先行馬の残り目も増すかも。平坦芝向きの柔軽いスピード血脈、ボールドルーラー、セクレタリアト≒サーゲイロード、プリンスリーギフト、この3血脈を重視したいレースだ。(解説:望田潤)
サーマルウインド
アサヒの姪でルフトシュトローム、アドマイヤミヤビ、グランアルマダのイトコ。牝祖ウインドインハーヘアはディープインパクトの母でもある名繁殖で、子孫にレイデオロやステレンボッシュなど活躍馬多数。父ドレフォンはジオグリフ、アンデスビエント、サンライズフレイムなどの父。奥行きのある母系が着実に開花してきて、前走は初の1200にも難なく対応した。ディープインパクト×ストームキャット的しなやかさで走るのでベストは大箱1400か。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○
サウンドビバーチェ
プリンセスムーンやメイショウメイゲツの半妹で、母スクービドゥーはドルメーロ賞(伊G3・芝1600m)勝ち。牝祖シャントゥーは独オークス馬で、・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo