【エルムS】差し有利のバイアスが発生しやすいエルムS

2024年07月30日(火) 18:00

馬場虎太郎

▲昨年はセキフウが優勝(撮影:山中博喜)

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 2019年以降、札幌で行われたエルムSでは3着内に好走した12頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していた馬は4頭しかおらず、勝ち馬は1頭も出ていない。

 ダートの重賞全体では、3着内好走馬の6割は、勝ち馬の7割近くが最初のコーナーを5番手以内で通過している。エルムSは通常のダート重賞よりも後方待機馬が届きやすいレースだ。

 実際に6番人気以下の人気薄で3着内に好走した5頭のうち4頭が最初のコーナーを6番手以降で通過。JRAの馬場発表は昨年が「不良」、2019年が「稍重」と馬場の状態は様々にもかかわらず、後方待機の人気薄が恵まれやすい。馬場に関わらず札幌ダート1700mの重賞は差しが決まりやすいコースだ。

 先に書いたように、ダートのレースは先行決着が多いため、実力上位馬も先行馬が多い。エルムSのように後方待機馬が恵まれるレースは特殊なバイアスが発生しているので高配当になりやすい。今年のエルムSも、上位人気馬には先行馬が揃っている。コース形態、展開からも後方待機馬を狙いたい。・・・

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馬場虎太郎

トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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