2024年07月31日(水) 18:02
▲佑介騎手・津村明秀騎手・丹内祐次騎手の同期対談第3回!(c)netkeiba
前回より丹内祐次騎手がスペシャルゲストとして加わり、3人での対談がスタート。沢山の馬に乗る丹内騎手のタフさは、同じジョッキーから見ても「真似できない」ほど凄いそう。
津村騎手に続く悲願のGI初制覇に向けて、2人は期待を募らせています。ヴィクトリアマイル後、丹内騎手は川田騎手から声を掛けられたというお話も!? 同期の応援に応えて、最後には力強い決意表明をいただきました…!
前回はこちら▼
(取材・構成=不破由妃子)
佑介 さっきね、津村もGIを勝ったことだし、こうなったらあとは丹内だなって話をしてたの。気持ち的にも絶対に高まっているはずだって。
津村 俺、丹内がGIを勝ったら、泣いちゃうかもしれないなぁ。
佑介 俺も泣く自信がある。とにかく期待値は高まってるよ。
丹内 あの〜、今年一度もGIに乗ってないんですけど…。今年どころか、去年の高松宮記念(トゥラヴェスーラ3着)以来、GIに乗ってないんじゃないかな。
佑介・津村 ホントに!?
丹内 うん。乗ってないんだよ。
──佑介さんは、GIで声を掛けてもらうためには、リーディング上位にいることが大事だと考えて、よりチャンスの多い年明けの小倉にフル参戦したり、津村さんも、あるときから中央場所に軸足を置いてGIにつなげていったりなど、それぞれ戦略的に段階を踏んできた経緯があります。丹内さんも何か戦略を立てていますか?
丹内 いやぁ、とにかく忙しくて。日々忙しく生きているというか。
▲丹内騎手の日常は「とにかく忙しくて」(c)netkeiba
津村 確かに。JRAのジョッキーのなかで、間違いなく丹内が一番忙しいと思う。
──そういえば、日曜日に函館1Rから12Rまで全部乗って、火曜日は盛岡、水曜日は門別で騎乗…なんていう週もありましたね。
丹内 7月の頭にありましたねぇ。
津村 それに加えて、調教も人一倍乗ってるもんね。関東にいてもさ、浦和や川崎で1レースから乗ってたりするし。
佑介 そうだよな。俺、関東圏の地方競馬は滅多に行かないけど、いつだったか交流に乗りに行ったときに地方競馬の新聞を見たら、そこのリーディング表に丹内が入っていて、めっちゃ驚いたもん。丹内、入ってるじゃん! みたいな(笑)。
津村 間違いなく、俺たちには真似できない。やろうと思ってもできない。
佑介 調教と競馬を合わせたら、丹内は1年で俺の3年分くらいの数を乗ってるからね。これはホントに冗談抜きで。
丹内 でもね、最近は・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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