【札幌記念予想】重視すべきは“格” プログノーシス連覇の可能性は

2024年08月16日(金) 18:00

差し遅れを狙った逃げ・先行馬狙いは悪くない

 札幌記念はさすが定量GIIというか、06年に定量戦になって以降前走リステッド以下から馬券に絡んだ馬は1頭しかいないし、前走GII・GIII組に比べて前走GI組の成績が良い。格を重視すべきレースだ。

 プログノーシスは連覇に近い位置にいると思う。香港では勝てそうなG1を惜しくも逃す形が続いているが、GI馬になるポテンシャルは確実にある。今回も地力で勝てると思うが、なにかあるとしたら差し遅れだろう。この馬に単で逆らうなら内枠か逃げ・先行を狙うしかない。

 ノースブリッジは香港のクイーンエリザベス2世Cで3着。今年に入ってからの海外2戦は十分な内容。昨年までの成績を考えるとまだ半信半疑な面はあるのだが、・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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