2024年08月26日(月) 18:00 28
キーンランドCを制したサトノレーヴ(撮影:高橋正和)
5歳牡馬サトノレーヴ(父ロードカナロア)が、6月の「函館スプリントS」に続き北海道シリーズのスプリント重賞2連勝を達成した。洋芝札幌のキーンランドCは高速決着になることは少ないが、1分07秒9の勝ち時計は、2012年のパドトロワの1分07秒6に次ぐ歴代2位タイの好タイムだった。
サトノレーヴが芝1200mを1分07秒台で乗り切って勝ったのは4度目。スプリンターズSの行われる中山1200mには1分07秒1の快時計がある。スプリンターズSのレースレコードは、同レースを2連覇した父ロードカナロアが2012年に記録した1分06秒7。サトノレーヴが今春の春雷Sでマークした1分07秒1は、スプリンターズSに当てはめると、同レースを2連覇した母の父サクラバクシンオーの1994年の1分07秒1などと並んで史上3位タイの快時計になる。
サトノレーヴは単にスプリンターズSの優先出走権を得ただけではなく、改めて最有力馬の1頭であることを証明する快勝ともいえる。
ロードカナロアは典型的スプリンターではなく、・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。