2024年09月01日(日) 18:00
中山内2000で行われる秋華賞トライアルで、23年からGIIに昇格。その23年は58.1-59.9の前傾ラップを後方待機のモリアーナが差し切ったが、だいたい前半ゆっくり入って後傾ラップになりがちなレースで、サウンドビバーチェ、ファインルージュ、マルターズディオサなど、古馬になってマイラーに完成したような馬も勝ち負けしている。中山内回りの重賞らしくロベルトの血を引く馬もよく好走しており、特に母父クロフネはスタニングローズ、スルーセブンシーズ、パッシングスルーなど近5年で[2-1-0-2]。(解説:望田潤)
イゾラフェリーチェ
エフフォーリアの半妹で、ゴーステディやトールハンマーの姪。牝祖ケイティーズは愛1000ギニー馬で子孫にヒシアマゾン、アドマイヤムーン、スリープレスナイトなど活躍馬多数。父サトノクラウンは宝塚記念や香港ヴァーズに勝ちタスティエーラやトーセンローリエなどを出している。しなやかで重厚な中距離体質で、サトノクラウン×ハーツクライならこれからよくなる中距離馬だろう。中山2000でジワッと先行できればしぶといところはありそう。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
クリスマスパレード
ミスヨコハマの半妹で、ファウンテンオブユースS(米G2・ダ9F)勝ちソルダットの姪。母父ブレイムはBCクラシックに勝ったアーチ産駒でランドネやリゾネーターの父。父キタサンブラックは年度代表馬でイクイノックスやソールオリエンスを出し成功。母方はパワーと機動力に富む北米血脈で、そこにキタサンブラックの持続力が加わったイメージだ。フローラSは好位から流れ込んだだけだが、東京より中山のほうがパフォーマンスは上がるだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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