2024年11月18日(月) 18:00 28
マイルCSを制したソウルラッシュ(c)netkeiba
単勝4番人気のソウルラッシュ(父ルーラーシップ)が、GIマイルCS三度目の挑戦(22年4着、23年2着、24年1着)で念願の頂点に立った。
三度目の挑戦で勝利を得たのは、8歳牡馬カンパニー(07年5着、08年4着、09年1着)、6歳牡馬ダノンシャーク(12年6着、13年3着、14年1着)につづいて3頭目のこと。その2頭と同じように着実に成長をつづけて着順を上げてのタイトル獲得だった。
スピード能力を中心に展開する頂点のマイル戦は、3、4、5歳のチャンピオンが圧倒的に多いが、今年の6歳馬ソウルラッシュは「22年1分32秒8→23年1分32秒5→24年1分32秒0」。年ごとにタイムを短縮しての完勝だからすばらしい快挙だ。
ベテラン6歳ソウルラッシュの鞍上は喜びを爆発させた若い団野大成騎手(24)。7番人気で2着に押し上げたエルトンバローズ(父ディープブリランテ)のジョッキーは西村淳也騎手(25)。今年、将来を嘱望される若い騎手の悲しい引退が連続していたなかで、ベテラン騎手の見慣れた勝利騎手インタビューも悪くはないが、満面の笑顔の若いジョッキーのコメントには輝いて広がる未来があった。
ソウルラッシュは・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。