2024年12月24日(火) 12:00 36
GIになってから7回終了したホープフルSはその7回すべてで前走オープン組が勝っており、キャリアが浅い2歳馬の間でも格付けのようなものが早くに成立しているという印象だ。
前走オープン組の中でキャリア別成績を見ると、キャリア2戦組が[4-4-1-15]で着度数としてはトップ。つまり新馬→オープン(オープン特別から重賞まですべて含む)と使ってきた馬である。
その中で、2戦目のオープンで負けてきたにもかかわらずホープフルSで馬券に絡んだのは昨年のレガレイラだけ。前走1着、つまり新馬→オープンを連勝した馬が[3-4-1-7]で、新馬勝ち→オープン2着以下の馬は[1-0-0-8]となっている。
今年は・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。