【中山記念予想】開幕週で先行有利 モーリスとストームキャットが躍動

2025年02月23日(日) 18:00 12

内回り1800で行われる伝統の中山記念。開幕週だけに基本的には先行有利で、過去5年の勝ち馬の4角順位は平均3.6。4角先頭の馬は2・3・1・3・6とほぼ馬券に絡んでいる。血統的には、24年マテンロウスカイ7人気1着、23年ラーグルフ8人気2着と、近2年はモーリス産駒が穴に。同産駒アルナシームにとっては追い風データ。ヒシイグアス、パンサラッサ、ドープネ、ジオグリフ、アドマイヤハダルと、最近はストームキャットのスピードを受けた馬の好走も目立つ。(解説:望田潤)

アルナシーム

 シャフリヤール、アルアイン、ダノンマジェスティ、ヒメノカリスの甥で、母母ドバイマジェスティはBCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7F)勝ち。父モーリスはマイル~2000の大レースを勝ちまくった名馬でジャックドールやピクシーナイトを輩出。モーリス×ディープインパクトはジェラルディーナやディヴィーナと同じ。この牝系のモーリス産駒らしく機動力抜群で、中山金杯も見事な捲り差しだった。中山内1800はベストコースの一つだろう。

距離◎ スピード◎ 底力○ コース◎

エコロヴァルツ

 ウォータースペースの全弟で、ヴェントヴォーチェのイトコで、母プティプランセスはJRA3勝(芝1800~2000)。牝祖マサケはハニームーンH(米G3・芝9F)勝ち。父ブラックタイドはディープインパクトの全兄でキタサンブラックの父。母系に気難しいオリオールの血が入るので馬群はイマイチで乗り難しかったが、前走ディセンバーSは好位インで折り合って抜け出し格の違いを見せつけた。同コースで連勝の期待も、本質的には中山より東京向きか。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース○・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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