【金鯱賞など予想】デシエルトら有力候補の状態は? 出走馬の調教内容ジャッジ

2025年03月12日(水) 18:00 18

プログノーシスの昨年との違いは?

 先週の3歳クラシックトライアルレース。フィリーズレビューはショウナンザナドゥ、弥生賞はファウストラーゼンが勝ち、どちらも将来有望調教の該当馬が勝利となりました。最近は競馬場にいても「将来有望調教、すごく役立っています。ありがとうございます!」と声を掛けてくださる方が多く、すごくうれしく思っています。

 デビュー戦をチェックすれば、簡単に分かる将来有望調教ではありますが、予想をタイトに行う方にとっては、その該当馬を瞬時に知りたいものですよね。よって、今週からのウマい馬券では3歳のオープン特別、重賞では冒頭で将来有望調教の該当馬を列記しておくようにします。今週ならアネモネS、スプリングS、昇竜S。気になる方は、ウマい馬券をチェックしてみてください。

【スプリングS/キングスコール】

 冒頭で将来有望調教について触れましたが、ちなみに本馬は該当していません。それには意外な理由があって、デビュー前に美浦か栗東のトレセンへ入厩しないことには将来有望調教の対象となる馬場で追い切ることができないというもの。札幌での追い切りのみでデビューしたことが将来有望調教に該当していない最大で唯一の理由です。

 今回は栗東に在厩しての調整。1週前追い切りのCWでは6F82.5秒、3F36.9秒、1F11.5秒の時計をマークしているので、やれば動く馬であることは間違いないでしょう。ただ、札幌当時のイメージと違って追わせる走りなので、これが休み明けだからか、季節的なものだからか、このあたりの判定が難しくなっています。最終追い切りのCWでのゴール前の反応もひと息に見えました。

調教Gメン研究所

最終追い切りの反応もひと息に見えたキングスコール(3月11日撮影)

【スプリングS/マテンロウバローズ】

 こちらはデビュー戦で将来有望調教に該当。1月9日のCWで6F81.6秒、3F36.8秒、1F11.4秒をマークして、・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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