【愛知杯予想】今年から中京芝1400の牝馬重賞に ファルコンSに続いてダンジグ祭?

2025年03月16日(日) 18:00 2

今年から芝1400の牝馬重賞となり、ヴィクトリアマイル路線に組み込まれた形の愛知杯。中京芝1400の重賞というと3歳のファルコンSだけで、その傾向からいうならばダンジグ系のパワーとピッチが有力。ちなみに過去10年の中京芝1400戦において、連対率や回収率が優秀な種牡馬はオルフェーヴル、ロードカナロア、キズナ、モーリス、ノヴェリストなどで、まあだいたいピッチのイメージですかね。取り上げた5頭でダンジグの血を引くのはモーリス産駒ベガリスだけ。(解説:望田潤)

オードリーバローズ

 ロッテンマイヤー、アーデルリーベ、エーデルブルーメの姪でエンブロイダリーのイトコ。牝祖ビワハイジは現阪神JF勝ち馬でブエナビスタ、ジョワドヴィーヴル、アドマイヤオーラなどを産んだ名繁殖。父キタサンブラックは年度代表馬でイクイノックスなどを出し成功。後肢高の短距離体型だが、サーゲイロード≒セクレタリアトの継続クロスで体質は柔い。戦績をみても大箱芝1400はオール好走で、馬群は平気なので中京でもインを捌ければ。

距離◎ スピード○ 底力○ コース○

カピリナ

 レイハリアの半妹で、バウンシーチューンやカネトシツヨシオーの姪。父ダンカークはアンブライドルドの父系でベルモントS2着。代表産駒は米シャンペンS(米G1・ダ8F)のハヴァナ、日本ではアイスジャイアントやメイショウテンスイなど。ミスタープロスペクターとノーザンテーストとトムロルフが噛み合ったような短距離馬で、母系の奥にハイペリオン血脈が強くまだまだ奥がありそうだ。前走の追走を見ると1400のほうが好位で楽に立ち回れるのでは。

距離◎ スピード◎ 底力◎ コース○・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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