シンハライトが桜の無念晴らし樫の女王に輝く!/オークス

2016年05月22日(日) 17:04

シンハライトが桜の無念晴らし樫の女王に(撮影:下野雄規)

 22日、東京競馬場で行われたオークス(3歳・牝・GI・芝2400m)は、道中は後方に構えた池添謙一騎手騎乗の1番人気シンハライト(牝3、栗東・石坂正厩舎)が、直線で馬群をこじ開けて脚を伸ばし、中団追走から一旦は抜け出した5番人気ビッシュ(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)を捕らえ、さらに大外から上がってきた2番人気チェッキーノ(牝3、美浦・藤沢和雄厩舎)の追撃も振り切り優勝した。勝ちタイムは2分25秒0(良)。

 2着はクビ差でチェッキーノ、3着はさらに1/2馬身差でビッシュとなった。なお、3番人気エンジェルフェイス(牝3、栗東・藤原英昭厩舎)は10着に終わった。

 勝ったシンハライトは、父ディープインパクト母シンハリーズ、その父Singspielという血統。わずかな差で敗れた桜花賞の悔しさを晴らし、樫の女王の座に輝いた。桜花賞2着、天皇賞・春2着、NHKマイルC2着、ヴィクトリアマイル3着と春のGIで勝利に届かないでいた鞍上の池添謙一騎手にとっても待望のGI制覇となった。

【勝ち馬プロフィール】
シンハライト(牝3)
騎手:池添謙一
厩舎:栗東・石坂正
父:ディープインパクト
母:シンハリーズ
母父:Singspiel
馬主:キャロットファー
生産者:ノーザンファー
通算成績:5戦4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2016年チューリップ賞(GIII)

池添謙一騎手のコメント】
 自分でイメージしていたよりも少し後ろの位置でしたが、折り合いはついていましたし、リズム良く走っていてくれたので、いい形で進めることができました。直線ではどこに行こうか迷いましたが、石坂先生から「せっかく好枠を引いたんだからロスなく乗ってきてくれ」と言われていたので真ん中に突っ込んでいこうと思いました。
 前走(桜花賞)が凄く悔しい負け方で、晴らす舞台はこのオークスだと強い気持ちで臨んでいたので、(勝てて)ホッとしています。秋華賞桜花賞馬(ジュエラー)やNHKマイルCを勝った馬(メジャーエンブレム)もいる、ナンバーワンを決めるレースになると思いますので、1番になれるよう頑張ります。

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