2014年のアイビスサマーダッシュ(GIII)に優勝した
セイコーライコウ(セン9)が、7月14日付けで競走馬登録が抹消された。通算成績は37戦7勝。函館SS(GIII)の14着が最後のレースとなった。
「ここまで頑張ってくれましたし、オーナーとも相談して、乗馬ではなく養老牧場で余生をと考え、ホース
トラスト北海道に連絡を取りました。美浦近郊の牧場で去勢手術を終えて状態も落ち着きましたので、7月30日に北海道へと出発しました」
と同馬を管理してきた
竹内正洋調教師は、これまでの経緯を教えてくれた。
「開業してすぐにあれだけの馬が厩舎に来てくれて、重賞の舞台にも立つことができました。本当にありがたかったですね。ウチに来た時には年齢も重ねていましたし、自分の世界を持った馬でした。人間がどうこうするというのではなく、自ら勝手に走ってくれたという感じです(笑)。『俺に逆らうな』みたいなところもあって、先生のような存在でもありましたね。北海道で幸せに過ごしてほしいです」と竹内師は、
セイコーライコウへの思いを語った。
北海道岩内郡にあるNPO法人ホース
トラスト北海道には、7月31日の午前5時頃に無事到着した。毎年のように函館SSに直前輸送で出走していた同馬だけに輸送は慣れているのか、目立った疲れは今のところ感じさせず元気だという。
「6月に新しく仲間に加わった
ローマンエンパイアと向かいの馬房なのですが、お互い顔を伸ばして鼻づらを合わせていました(笑)。他の馬のケースだと、来たばかりで鼻を合わせると、結構騒ぐのですけど、
セイコーライコウは去勢したのもあるのか、意外と大人しくして、お向かい同士、仲良くしていますね」とホース
トラスト北海道の酒井政明さん。
「着いたばかりなので何日かは放牧に出さずに馬房で様子を見るのですけど、慣れてくると本来の性格が出てきたりもするので、また印象が変わるかもしれないですね(笑)」(酒井さん)
脚部不安で2年余りのブランクがあるものの、9歳まで現役で走り続けた同馬だけに、第二の馬生を北の大地で伸び伸びと過ごしてほしい。そして放牧地に出て他の馬たちと過ごすようになった
セイコーライコウが、どのような素顔を見せてくれるのかも楽しみにしたい。
※
セイコーライコウは、スポンサー募集中です。
ホース
トラスト北海道
〒045-0024 北海道岩内郡岩内町字野束463番地の1
TEL : 0135-62-3686
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E-mail : umauma-p.c@hotmail.co.jp
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トラスト北海道 Facebook
https://www.facebook.com/horsetrusthokkaido
2016/8/2 18:10
角居先生のサンクスホースプロジェクトにしても、
このホーストラスト北海道、鹿児島にしても、
度々は寄付できるほど裕福じゃないけど、
せめて大きな馬券が当たった時などには忘れずに寄付したいと思います。
いまホーストラスト北海道のホームページみたけど、
寄付した方のお名前・金額がきちっと公開されたました。
セイコーライコウ号はよかったね。お幸せに☆