【高松宮記念】セイウンコウセイ新電撃王に!主役不在の短距離界に“太陽”昇った

デイリースポーツ

2017年03月27日(月) 06:03

 直線半ばで一気に抜け出したセイウンコウセイ

高松宮記念・G1」(26日、中京)

 主役不在のスプリント界に新星誕生だ。桶狭間の電撃戦を制したのは5番人気のセイウンコウセイ。稍重の馬場も苦にせず直線を力強く伸び、重賞初勝利をG1で飾った。導いた代打騎乗の幸は08年ファイングレイン以来9年ぶり2度目のV。2着には2番人気のレッツゴードンキが、3着には1番人気のレッドファルクスが入った。

 馬場の真ん中からグイッとひと伸び。5番人気のセイウンコウセイが、混戦ムードのスプリント決戦を鮮やかに制した。道中は4番手の内でじっと控え、直線で外へ進路を促されると抜群の手応えで一気に先頭へ。急坂でも脚は鈍るどころか力強さを増すばかり。後続の追撃を寄せ付けず、G1初挑戦初勝利を果たした。「強かったですね。4角を回る手応えが良過ぎて、早めに抜け出し過ぎたかなと思いましたが、よく耐えてくれました」と幸は相棒をたたえた。

 ソエや化骨の遅れが素質の開花を遅らせていたが、昨年3月に初勝利を挙げると、そこからほぼ1年でG1ホースになるというスピード出世物語。初コンビ・幸の熱心な仕事ぶりも光った。1週前に美浦へ出向いて調教騎乗。今週末は土、日曜とも中京で騎乗し、雨によって変化する馬場の様子を見定めていた。「素直で乗りやすい馬ということはよく分かりましたね。馬場が悪いのも得意と聞いていたので、特に気にすることなく先行しようと決めてました」と胸を張る。

 07年マイルCS(ダイワメジャー)以来のG1制覇を果たした上原師は「手前を変えるともう一つギアを上げて伸びてくれるので、4角を回ったときには勝ったと安心して見ていた」と満面の笑み。今後については「オーナーや馬の状態との相談」と話すにとどめたが、「お利口な馬。レースまでおとなしくて、ゲート裏でガッと入る」と、オンとオフを切り替えられる気性を強調した。まだ走ったことのない、マイルへ適応する可能性も十分ありそうだが果たして-。桶狭間でひときわ輝きを放った4歳の新星が、今後は主役として短距離路線を担っていく。

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す