【新潟記念】タツゴウゲキ サマー2000シリーズ制圧 堂々と秋の舞台へ

デイリースポーツ

2017年09月04日(月) 06:00 9 4

 後続の追撃をしのぎ切ったタツゴウゲキ(右)

 「新潟記念・G3」(3日、新潟)

 剛撃一閃(いっせん)。6番人気のタツゴウゲキが2番手追走から早めに抜け出し、後続を力強く振り切ってV。小倉記念に続く重賞連勝を決めるとともに、サマー2000シリーズ制覇を成し遂げた。2着は1番人気のアストラエンブレム。3着には12番人気のカフジプリンスが入った。

 外から追いすがるアストラエンブレムに手応えで上回る。秋山の力いっぱいのアクションが、タツゴウゲキを首差勝利へと導いた。小倉記念に続いてサマー2000シリーズ重賞を連勝。今夏唯一のシリーズ2勝で、文句なしのシリーズチャンピオンだ。

 鞍上にとって因縁めいた叩き合いになった。小倉記念はM・デムーロが落馬負傷したため、急きょの代打騎乗。引き続き騎乗依頼をもらった今回、そのイタリアンが駆る2着馬を振り切った。「2回ラッキーが続きましたね。秋になったら影が薄くなると思うんで(笑)」。自虐と謙遜を交えて振り返ったが、仕事人の腕が光ったレースぶりだった。「直線は内が荒れていたから、なるべくいいところを通ろうと。逃げてもいいかなと思っていたけど、1頭になったら物見して。行ってもらって2番手に入った」。秋山はこの日、1鞍だけの全力騎乗。芝の様子をうかがえたのも返し馬の段階だったが、観察力と柔軟な機転が勝利をたぐり寄せた。

 馬も充実期を迎えていた。以前はトモの弱さを抱えていたが、「コンスタントに上積みをつくりつつ、使えるようになった」と鮫島師は胸を張る。今後はひとまず放牧へ。秋のローテについても白紙だが「回復も早くなっているよね。G1?このまま成長していってくれたら」と色気ものぞかせた。夏のローカルでひときわ輝いた5歳馬が、中距離界の一線級とぶつかる日もそう遠くないはずだ。

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