トーセンバジルなど日本馬5頭が豪州へ、さらなる日本旋風の巻き起こりも

2018年07月27日(金) 18:50 25 27

ダレン・ウィーア厩舎へ移籍するトーセンバジル(撮影:高橋正和)

 豪州の共同馬主グループに購入された現役日本馬5頭が、今週末にオーストラリアに到着するとの発表があった。今年のオーストラリア最大の競馬の祭典「スプリング・レーシング・カーニヴァル」では、日本から豪州への移籍組による旋風が巻き起こるかもしれない。

 豪州の馬主オジー・カヒア氏は、2014年のメルボルンCを制したプロテクショニストやアンビシャスを購入し、現在も他の馬主と共同で所有している1人である。間もなく日本からオーストラリアに到着する5頭すべてを購入し、2016年と2017年のメルボルンC覇者アルマンダンとリキンドリングの共同馬主として知られるオニール兄弟とフィル・メルテン氏とともに共同で所有するということである

 5頭はすべて、ヴィクトリア州リーディングトレーナーのダレン・ウィーア厩舎とアンソニーフリードマン厩舎に移籍することが既に発表されている。5頭のうちの1頭、トーセンバジル(6歳、牡)は、トーセンスターダムブレイブスマッシュをG1制覇へと導いたウィーア調教師の管理下で、今後はコーフィールドカップ(10月20日、2400m)とメルボルンカップ(11月6日、3200m)を目指すということだ。

 カヒア氏は、「トーセンバジルオーストラリアの競馬で走る姿を今からとても楽しみにしています。ワールドクラスの素晴らしい馬であることは十分存じていますし、オーストラリアトップレベルのレースに優勝できる馬だと思っています」と話した。

 続けて、「私はここ数年、よりインターナショナルな人脈を築き、強化することにフォーカスしてきましたので、一流の日本の馬たちを購入することができたことをとても嬉しく思います。今後は、彼らがオーストラリアだけでなく、日本の皆様にも喜んでいただける活躍ができることを期待しています」と語った。

 トーセンバジルとともにウィーア厩舎へ移籍するのは、昨年の函館2歳ステークスを制したカシアス(3歳、牡)、4勝を挙げてオープン入りしたディープインパクト産駒アドマイヤロブソン(4歳、牡)。そして、昨年の目黒記念3着ハッピーモーメント(8歳、牡)と5戦1勝のディープインパクト産駒ダノンロマン(4歳、牡)の2頭はフリードマン調教師が管理する。

(記事提供:Racing Victoria)

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  • トサノテイオーさん

    2018/7/27 21:02

    海外近代競馬の結晶の種を易々と日本に売ってくれたから日本の近代競馬があると思います。そのことに感謝するとともに、海外に送り出せる立場になったことを喜ぶべきでしょう。

  • 複勝外しのPROさん

    2018/7/27 22:09

    豪は日本と遜色ない
    賞金の良さ、
    そして大レースでは
    祝日になり、大人も子供も
    競馬場へ、または自宅にて
    競馬観戦をし、日本の
    ワールドカップに匹敵するほどの
    歓声、応援をする競馬大好きな国
    (俗に言うメルボルンカップカーニバル、
    ザチャンピオンシップス)

    しかし血統面で活躍馬は
    短距離馬が多い
    ゴールデンスリッパーS(1200m)や
    新設のジ・エベレスト(1200m)など
    主要レースの半数は短距離レース
    ブラックキャビアや
    サイレントウィットネスなど
    世界的に名の知れた馬も多い

    つまりはこんな土地で
    活躍出来たら人気は凄いし
    生産した日本も誇れる。
    飛躍を期待してます

  • さん

    2018/7/28 9:30

    日本はサンデーサイレンスのおかげでここまで発展したのだからそしてその血が飽和状態なのだから海外に還元するのは日本競馬界の義務なのだからね。

  • 幕の内ベントゥさん

    2018/7/28 8:15

    向こうの日本競馬に対するイメージも変わるかもしれないので馬達には頑張ってもらいたい

  • はーとびーとさん

    2018/7/27 20:15

    日本の馬場が速過ぎるのは常々感じてます。
    トーセンバジルの移籍は吉と出ると思います。

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