デアフルーグ、伏竜S厩舎情報/美浦トレセンニュース

2019年03月29日(金) 11:10

大物を予感させる走りを見せるデアフルーグ(撮影:佐々木祥恵)

 ダートの登竜門的な位置づけとなっている伏竜S(3/31・3歳OP・中山ダ1800m)に新馬、黒竹賞(500万下)と2連勝中のデアフルーグ(牡3・美浦・鈴木伸尋)が出走する。新馬が9馬身、黒竹賞が5馬身差をつけての圧勝と、大物を予感させる内容だった。さらに鈴木(伸)厩舎は先週、6頭出走して5勝と絶好調。その勢いに乗ってデアフルーグの豪快な走りが見られるか。調教パートナーの千葉直人調教助手に話を聞いた。

「最初跨った時は、今まで味わったことのないような動きをする馬だと思いました。体のバネがすごくありましたし、柔らかいフットワークをしていて、ちょっと違うなと感じました。

 この血統はほとんどウチの厩舎に入ってきていて、他の兄弟とも違いました。すぐ上の兄のショーム(牡4・1600万下)は初めからしっかりしていて、完成されていた馬だったんですけど、この馬はまだまだ伸びしろがあって、かつ体の使い方が兄よりも柔らかいんです。

 ショームと2歳上の姉パイルーチェ(牝5・1600万下)は気持ちで走るタイプですけど、デアフルーグは準オープンまでいったパイメイメイ(牝8・引退)と少し似ていて、上の指示に従順というか騎乗者の指示を待っているような馬で、操縦性もありますね。

 ただ新馬の時は問題なかったのですが、前走は返し馬からカーッとしていて前向きさが強く出てきた感じがしました。そうなるとどうしても短距離に偏ってしまいます。上を目指したい馬ですし、1800mや2000mくらいは持たないと大きなレースもあまりないので、先生や津村騎手とも相談して考えながら調整しています。

 まだ2戦のキャリアで競馬がしっかり板についていないので、馬がレースを理解してくれて、さらに精神的にも成長していければと思っています。

 前走後は放牧に出て、約1か月前に戻ってきました。ここを目標に順調ですし、今はテンションも落ち着いていて、良い感じで競馬に向かえそうです。

 今週(3/27)の追い切りは、オープン馬(アポロノシンザン・牡7)と兄ショームと併せ馬をしました。これまでは競馬前まである程度落ち着かせるような攻め馬でしたが、レースの当週ですし、後ろからショームに突いてもらってピリッとさせるような追い切りをしました。格上の2頭に負けず劣らずの良い動きでした。

 全日本2歳優駿の勝ち馬(ノーヴァレンダ)をはじめとする強い馬相手に結果が出れば、この先がさらに楽しみになりますし、強いデアフルーグを見せられればと思います」

(取材・文:佐々木祥恵)

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す