連覇を目指す
サンダースノーを筆頭に、今年も絢爛豪華なメンバーが揃ったドバイワールドC。「激走レンジ」を駆使して、“競馬穴リスト”として高配当を積み重ねてきた馬券コンシェルジュ・棟広良隆氏が各出走馬を分析。今年のドバイワールドCのポイントを解説してもらった。
「今日の深夜に行われる
ドバイワールドカップデー!! 全9レースで構成されており、なんとそのうちの6レースがGIという超豪華な一日となっています。まさにお祭りです! 翌日の日本では
大阪杯が組まれていますが、それ以上に熱い注目を集めることになるでしょう。
なかでも最も賞金が高いレースがドバイワールドC(ダ2000m)。優勝賞金は720万ドル(約7億9200万円)にものぼり、世界最高優勝額となっています。次に高額な
ドバイシーマクラシック(芝2410m)、
ドバイターフ(芝1800m)の倍という大きな開きがあるのですから、主催者の力の入れようがうかがいしれますね。
毎回言われることですが、ドバイの攻略は砂質がポイント。日本のダートは粒子の細かい“砂”ですが、ドバイのそれは粘っこい“土”。それにほぼ近いのがアメリカのダートで、近年、米国馬の活躍が顕著なのも頷ける話です。ちなみに
ヴィクトワールピサが勝った2011年は、タペタと呼ばれる砂にゴム片と人工繊維を混ぜ特殊ワックスでコーティングしたオールウェザーで、現在のダートとはまったく異質のものです。ですから、砂質にいかに適合しているかが勝負の分かれ目になります。
そういう意味において、今回の目玉になるのが史上初の2連覇に挑戦する
サンダースノーです。3歳時にはUAEダービー(ダ1900m)では、日本の
エピカリスと直線で壮絶な追い比べを制して勝利。後続に5馬身3/4差を付けて2.01.38のコースレコードで快勝した昨年のパフォーマンスとともに、日本でも馴染みの深い馬となっています。
前哨戦のアル・マクトゥームチャレンジラウンド3(ダ2000m)で2着に敗れましたが、昨年も2着からの本番快勝。
トライアル戦の敗戦をそこまで気にする必要はないということもできますが、恐らく1番人気に支持されるでしょうし、その内容に関してはしっかりと精査する必要があります。詳しくは『
ウマい馬券』で言及しますので、ぜひご一読下さい。
ハーツクライ産駒である日本産の
ヨシダも注目馬。芝・ダートの両方でGIを勝っている二刀流ですが、ダートの実績に目を向けるとそのGIであるウッドウォードS(ダ1800m)勝ちに、
BCクラシックで4着。2、3着の
ガンナヴェラ、
サンダースノーとはそれぞれ3/4馬身、ハナ差ですから、芝よりも高い適性を感じます。
ほかでは、前哨戦のアル・マクトゥームチャレンジラウンド3で
サンダースノーに1秒7という大きな着差を付けた
キャッペッザーノ。昨年はスタートで後手を踏み、8秒7差10着と大敗を喫しましたが、前哨戦のアル・マクトゥームチャレンジラウンド1、2を連勝している
ノースアメリカなどが注目株として挙げられます。
そして、同じアジアの韓国から挑戦する
ドルコン。昨年のコリアC(ダ1800m)は
ロンドンタウンに大差を付けられての2着でしたが、前走のアル・マクトゥームチャレンジラウンド3では、あわや
サンダースノーを差し切らんかの脚勢で0.1秒差まで迫りました。
日本時間で、土曜日深夜1時40分に発走! 最終レースに相応しい非常に楽しみなレースです。馬券の買い方がポイントとなるメンバー構成に感じます。最終結論は、『
ウマい馬券』でぜひご確認下さい」
(文=棟広良隆)
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2019/3/30 20:07
ノースアメリカが行って、キャッペッザーノが2番手、サンダースノーはそれを見る形・・・といった具合で、ペースは速くなることが予想される。
後方待機型が多いアメリカ勢にもチャンスはある。
ただ、メイダンは前が止まらないので、ある程度の位置にはいないと勝負にならないだろう。