【エプソムC】レイエンダ重賞初奪取 ダービー制覇の偉大な兄に近づいた!

デイリースポーツ

2019年06月10日(月) 06:00

 エプソムCを制したレイエンダ(右)=撮影・三好信也

 「エプソムC・G1」(9日、東京)

 うっぷんを晴らすかのような鬼脚だ-。デビュー前から大きな期待を寄せられていたレイエンダが、4度目の挑戦で待望の重賞初制覇。4歳春にして、ついにその素質が開花した。2着には逃げ粘った7番人気サラキアが続き、1番人気ソーグリッタリングは直線猛追するも、3着が精いっぱいだった。

 偉大な兄に、一歩近づいた。17年ダービー馬レイデオロの全弟レイエンダが、待望の重賞初Vを決めた。

 前半5F通過が63秒9という超スローペースを2番手でしっかり折り合い、抜群の手応えのまま直線へ。ため込んだエネルギーを一気に解き放つと、上がり3F32秒7の鬼脚がさく裂。逃げ込みを図ったサラキアを3/4馬身かわしたところが栄光のゴールだった。

 騎乗したルメールは満面の笑みだ。「スタートは良かったし、いいポジションで競馬ができた。緩い馬場を心配したけど、最後もいい反応を示してくれた」とレースを振り返った。これまではテンに行けないところがあったが、今回は一転して番手からの競馬。鞍上が「全然違った」と話したように、初めてのチークピーシーズ着用が功を奏した。

 デビューから3連勝。セントライト記念でも2着に好走と、その血に恥じないレースぶりを披露。だが、チャレンジCで6着に敗れると、その後はひと息の競馬が続いた。そのうっぷんを晴らすかのような会心の勝利。これには藤沢和師も「ここまでリズムが悪かったけど、きょうはいい脚を使ってくれた」と高評価。「この後は休ませて、毎日王冠(10月6日・東京)あたりを考えています」と、秋にはさらに上のステージを目指す構えだ。

 宝塚記念に登場する兄レイデオロへ、これ以上ないバトンを渡す。ルメールは「ドバイの結果は良くなかったけど、日本ではいい競馬をしてくれる。期待しています」とV獲りへ意欲満々。弟の重賞初Vが、兄のG1制覇の後押しとなる。

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