【エルムS】大穴連発の吉田隼、アディラートで一発 強い馬に勝つために…「セコく」

デイリースポーツ

2020年08月07日(金) 06:00 5 2

 アディラートに好感触の吉田隼

 「エルムS・G3」(9日、札幌)

 今年の北海道シリーズで抜群の存在感を示しているのが吉田隼人騎手(36)=美浦・フリー=だ。函館記念で15番人気のアドマイヤジャスタを勝利に導き、先週のクイーンSも11番人気のレッドアネモスで波乱を演出。重賞で大仕事を連発している。今週はアディラートとのコンビで一発を狙う。

 穴党にとって今、これほど頼りになる男はいない。吉田隼は、函館記念アドマイヤジャスタ)、クイーンSレッドアネモス)と重賞騎乗機会2連勝中。前者がブービーの15番人気、後者が11番人気での離れ業だったが、鞍上は「これまでかみ合ってなくて人気はなかったですが、上位の力はあると思っていました。それを、いかに発揮させられるかと思って乗っていましたね」と涼しい顔だ。

 毎年、夏は北海道を主戦場にし、競馬場の特性は理解している。「少しでも“セコく”乗るようにしています。強い馬と同じコース取りをしていたら勝てない。福島とか小回りを乗ってきたのもデカいです」。ローカル開催にも積極的に参戦し、小回りの経験は豊富。「ひとつひとつのポジションが大事」。これまでも、ロスのないレース運びで、人気以上の結果につなげてきた自負はある。

 重賞騎乗機会3連勝を狙ってコンビを組むのは、アディラート。5日の最終追い切りにも騎乗し、「動きは悪くなかった。変わらずに来ています」と手応えをつかんでいる。「ゲートが鍵ですね。この馬は外枠で砂をかぶらない形が理想。前走も外に出すとスッと反応したので」。“セコく”は、あくまで小回り攻略の原則。相棒の個性を生かした臨機応変な騎乗で、能力を最大限に引き出すつもりだ。

 思い入れの強い北海道開催も、コロナ禍で無観客競馬が続いている。「お客さんが入れればいいんですけどね。僕らは変わらずにやるだけ。元気の与えられる騎乗ができれば」。騎乗馬の人気は関係ない。応援してくれるファンがいる限り、全力で勝利だけを目指す。

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