【JBCスプリント】藤田菜七子&コパノキッキング6着 女性騎手初のG1制覇ならず

デイリースポーツ

2020年11月04日(水) 06:00 7 11

 落胆の表情あらわに引き揚げてきた藤田菜七子

 「JBCスプリント・交流G1(Jpn1)」(3日、大井)

 4競走が大井、門別で争われ、スプリントは8番人気の地元馬サブノジュニアが快勝。藤田菜七子(23)=美浦・根本=騎乗で注目されたコパノキッキングは、2番人気に支持されるも6着に敗れた。

 女性騎手として史上初の統一ダートG1制覇に挑んだ藤田菜七子だったが、19年と同じくコンビを組んだコパノキッキングは勝ち馬から0秒6差の6着。自身通算4回目のG1挑戦も、快挙達成とはならなかった。

 流れに乗れないまま負けた。キッキングは前走の東京盃で出遅れたゲートを無事にクリア。しかし、いつもの行きっぷりがなかった。「今回はゲートをしっかり出たけど、砂をかぶって嫌がるしぐさを見せていた。それで追走が忙しくなった」と菜七子は唇をかむ。道中は中団から進出し、最終4角では外を回ったが直線伸びず。単勝3・9倍の2番人気に推されたが、掲示板にも届かなかった。

 パドックでのムードはむしろ良かった。それだけに不完全燃焼な思いが残る。「前走よりも落ち着いていたし、返し馬でも“いいのかな?”と思っていた」と明かす。鞍上にとって重賞初Vとなった昨年の東京盃など、キッキングが好走を続けてきた大井の6F戦。実績ある舞台で力を発揮できなかった。「本当はもう少し前の位置で競馬して、我慢するようなレースがしたかった」。思い描いた通りにリードできなかったことにも悔しさが募る。

 レース後の検量室では、パトロールビデオを最後の1人になるまで残ってチェック。だが、勝負どころの手応えにも「前走ほどの感触ではなかった。よく分からない」と肩を落す。19年、わずか首差2着に敗れて涙したJBCで、リベンジを果たすことはできなかった。

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  • バンバ・ラルさん

    2020/11/4 6:59

    馬にかつての勢いがないからなぁ。菜七子騎手はよくやった。

  • ふみぞーさん

    2020/11/4 6:39

    そんなに甘いものではないってことでしょう。
    一歩一歩しっかり努力を重ねていけば報われるから頑張って欲しいです\(^_^)/

  • ラインガウさん

    2020/11/4 7:27

    結果論としてはもう1列下げて内めを通るのが正解だった
    それでもサブノジュニアに勝てたかはわからないけどさ

  • いまりさん

    2020/11/4 13:28

    キッキングの両脇の馬が前に行く馬であれば、もう少しうまく下げられたかもしれないが、この馬の場合半端な位置だと砂をかぶってやる気を無くすし、最後方で待機すれば、届かない恐れもあるわけで、いろいろ難しいレースだったように思う。

    1番と2番の馬が先に走っていくレース展開になりそうで、追い込み・差し有利になる予測としての待機策はよかったと思うが、果たしてあの場所でどうリードすればよかったのか?は横からレースを眺めている立場から考えても答えが出ない。

    馬も年を取り、知恵がついてきた分もしかしたら、怒らせながらじゃなくては走ってくれないのかもしれない。それをG1の舞台で試すには、豊さんくらいのベテランじゃないと難しいのかもね。

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