10日に中京競馬場で行われる
シンザン記念(3歳・GIII・芝1600m)について順・馬番別に検証していく。なお、今年は開催日割りの変更に伴い中京芝1600mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
【枠順別成績(2020年以降)】
1枠 4-1-2-35 複勝率16.7% 複勝回収率48%
2枠 0-7-2-34 複勝率20.9% 複勝回収率49%
3枠 2-3-2-39 複勝率15.2% 複勝回収率55%
4枠 3-7-4-36 複勝率28.0% 複勝回収率102%
5枠 4-0-5-42 複勝率17.6% 複勝回収率36%
6枠 5-6-2-39 複勝率25.0% 複勝回収率82%
7枠 3-1-9-42 複勝率23.6% 複勝回収率68%
8枠 8-4-4-39 複勝率29.1% 複勝回収率56%
全体的に複勝回収率が低く、馬券妙味は少ないコース。外枠の成績が良いのも、それだけ能力通りに決まりやすいということだろう。
とはいえ、中京コースは開催ごとのバイアスの差が激しいコース。参考までに1月5日の芝レースについてデータを確認してみよう。
【枠順別成績(1月5日・芝の全距離対象)】
1枠 1-2-2-9 複勝率35.7% 複勝回収率177%
2枠 0-3-1-11 複勝率26.7% 複勝回収率54%
3枠 0-1-1-14 複勝率12.5% 複勝回収率31%
4枠 1-1-2-13 複勝率23.5% 複勝回収率75%
5枠 3-1-0-14 複勝率22.2% 複勝回収率51%
6枠 1-1-0-17 複勝率10.5% 複勝回収率16%
7枠 2-0-1-16 複勝率15.8% 複勝回収率77%
8枠 2-1-3-14 複勝率30.0% 複勝回収率97%
1月5日の結果を見る限り、1~8枠まで満遍なく馬券に絡んでおり、枠順による大きな有利不利は無さそう。比較的速い時計が出ているが、内枠有利という傾向が強く出ているわけではない。
京都金杯は1枠-2枠の決着だったが、これは前半3ハロン35.2秒とペースが落ち着いたことによる、展開面の影響が大きい。内外フラットに近い分、スローになると内をロス無く運べた馬に分があるということだ。
能力があれば枠順はあまり気にする必要はないが、スローペースと見込むなら、内枠の穴馬には注意を払いたい。
2021/1/8 23:17
大外枠が不利って言ってる人このデータ見てどう思うのかな?(笑)