「キーンランドＣ・Ｇ３」（２９日、札幌）

　降りしきる雨をモノともしなかった。目下３連勝中のレイハリアは２５日、亀田を背に函館Ｗでコトブキテティス（４歳３勝クラス）と併せ馬。３馬身後方から追走すると、コーナーで並び掛け、直線は追われる僚馬に馬なりで併入。軽快な脚さばきで４Ｆ５５秒７-４０秒９-１３秒１を刻んだ。

　３週連続で騎乗した鞍上は「半マイルくらいでサラッとでしたが、気合乗りもいいし、休み明けでも走る気になっています。先週に続いて重い馬場でも楽に動けていました。力はありますね」とうなずく。２走前に初めてコンビを組み、前走の葵Ｓで重賞制覇。「ひと回り大きくなった気がします。体の使い方とかはさらに良くなりそうです」と今後の成長にも期待大だ。

　先週の北九州記念を勝ったヨカヨカ、アイビスＳＤ覇者オールアットワンスには葵Ｓで先着した。「前走はレベルが高かったですよね。スタートさえ出れば競馬はしやすいですし、斤量が軽いのは有利」。５１キロの軽量を生かして初対決の古馬を撃破し、重賞連勝を決めてみせる。